りんゆうブログ - アンコール遺跡群ウォーキング5日間
12月7日〜12月11日の日程で上記ツアーが実施されました。お客様は9名様でしたが、旅馴れたお客様と、頼れるツアーリーダー・ウルツィと、今回研修ということで、海外添乗初の本間美幸で行って参りました
掲載した画像はほんの一部分ですが、見るもの全てが新鮮で、撮影枚数は250枚強になりました!南国の雰囲気を感じる暑さで、連日30℃を超える猛暑の中でしたが、不思議と不快ではなく、遺跡巡りをしながら心地よささえ感じながらのウォーキングでした。
8日はアンコール・ワット、アンコール・トム、プノン・バケンの丘をハイキング入場パスを発行してもらい、いざ出発!外堀からアンコール・ワットの内部へ。外は暑いですが、遺跡の中に入るとひんやりして気持ちいい〜。現地ガイドさんのお話を聞きながら無数のデヴァター像や壁画を鑑賞しました。
画像の枚数が膨大ですので、数枚しか掲載できませんが…、上記は「天国と地獄」を描いたもので、陪審員によって現世の罪の重さを判断し、天国行きか地獄行きかの審判を下される場面です。上層は天国で幸せに暮らし、下層は地獄で罰を受ける人々の様子です。
アンコール・トムの入口、南大門に到着。
バイヨン寺院〜バプーオン(修復中のため正門のみ)〜王宮跡〜象のテラス〜ライ王のテラスをハイキング各国の遺跡修復チームにより、アンコール遺跡群が保持され後世へ引き継がれています。日本チームも、バイヨン寺院などを手がけており、その功績が認められているとのことでした。
上記は「プノン・バケンの丘」の様子です。日没の17:30頃を目掛けて続々と観光客が山頂を目指します。標高60mほどの低山の上に遺跡があり、最後は急な石階段の直登ですシェムリアップの夕景がとってもきれいでした!
9日はクバール・スピアン、バンテアイ・スレイ、ニャック・ポアン、タ・プローム&タ・ケウ(遠望のみ)をハイキング上記はクバール・スピアンの涅槃仏で、川底に横たわっています。これより何倍も大きいものが、三大聖山のひとつ「プノン・クーレン」にもあります。ここは渓流遺跡が有名で、リンガ、ヨニ、などの遺跡が川の下に眠っています。
上記はバンテアイ・スレイでの1枚です。ここは東洋のモナリザで知られており、中央部の壁面彫刻がそれです。遺跡保護のため近づいて見ることはできませんが、精一杯のズームで撮影に成功!記念に残る貴重な写真となりました。
ガジュマルの根が遺跡を包み込む「タ・プローム」。各旅行会社や政府観光局のパンフレットによく登場します。見ごたえは十分ありますが、この木は成長が早く、刻一刻と遺跡を蝕んでいるようです。ここも修復作業が行われており、立入禁止区域がありました。
タ・プローム…悠久の歴史を感じます。
10日は郊外へ足を延ばして、一般観光客の少ないプノン・クーレン、ベン・メリアをハイキング街から外れると、地雷が埋まっている地域が多くあるため、信頼のできるガイドさんが必要とのこと。もちろん、観光地化されている箇所は問題ありませんので、ご安心下さい!
「ベン・メリア」は、ジャングルの中にひっそりと佇む赴きある遺跡です。修復が行われておらず、崩壊が進む場所ですが、個人的にはかなり気に入りました
夕方、少し時間が余ったので市民の台所、オールドマーケットへ足を運びました。日本の市場とはかなり趣を異にする雰囲気で、活気があり大変賑やかでした。参加されたお客様も、毎食のお食事やレストランでのディナーはご満足いただけたようです!
何にせよ、カンボジアは色々な意味でかなり刺激的な国でした…。
現地ガイドさんも、3度連続でりんゆうツアーを受け持ってくれている方で、「歩くツアー」ということをよく理解して下さっています。距離、時間ともに通常の観光ツアーの2倍は歩きます!!日によって歩行距離、時間は異なりますが、ガイドさんの説明を聞きながら1日5〜10km、約4〜5時間くらいです。
国外に出てその国の文化や歴史を体感すること、国外から日本を見つめ直すことは、とても重要なことだと感じました。百聞は一見にしかず…そのことが、今回のツアーでよ〜くわかりました。貴重な経験となりましたので、今後に活かしていきたいと思います。
2010年12月14日 旅行業:本間 みゆき