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カムイミンタラを代表する“ 生きている化石”。カラマツの苗木を食害する「ゴンボネズミ」として一部の人には知られていたが、1928 年に置戸で始めて捕獲され1930 年に論文記載された。甲高い特徴ある鳴き声で、その存在は隠しようもないが、山奥のガレ場で岩に腰掛けてナキウサギが岩間から顔を出すのを待っている暇人はいなかったのだろう。ウサギなので草や葉、茎などを食べている。秋には越冬用の乾し草作りに精を出し、冬眠せずに活動する。撮影:今津 秀邦 解説:小菅 正夫