[< 前 1 2 3 4 5 6 7 次 >]
十勝岳からの縦走途中、深いガスと残雪でコースを失ないやむなく幕営する羽目になった。 翌朝、目が覚めると昨日までの苦闘がうそのように晴れ上がる。さっそく朝食を済せ散策にでる。黄金ケ原の崖に張り付いた雪渓が解け、雪ひろがつくる流れに沿ってエゾノリュウキンカが咲き、まるで桃源郷を歩く気分になる。