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早朝、懐中電灯をたよりに白雲岳幕営地を出て第三雪渓に向かう。だが第四雪渓上部で日の出の時を迎えてしまう。幸い、この一帯の紅葉時期が遅れたのであろう。最盛期を迎え真紅に輝くナナカマドを目にすることができた。その背後には上川アイヌの悲恋物語の舞台ニセイカウシュッペ山が雲上に峰を連ねている。まさに原色の世界である。