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午後、扇沼山経由でトムラウシ山を目指す。予定では南沼キャンプ指定まで行くつもりであったが日没になりやむなく三川台に幕営のはめになった。 明日は晴れの予報だが夜半になり濃いガスが山全体を覆いどうも好天を望めそうもない。しかし明方になり急にガスが薄れ陽光がさし込む。私は慌ててシラフからで靴ひもを結ぶのもそこそこにテントを飛び出す。 撮影ポイントに着くと、すでに十勝連峰が右に兜岩を配しその雄姿を現し、山肌は新緑と残雪が模様を描きまぶしいほどに輝き初夏の訪れを告げている。